あけましておめでとうございます。
本来でしたら、新年の始まりに相応しい明るい話題をしたいところですが、
明けて早々、大きな災害が起きてしまいました。
不幸にして亡くなられた方に追悼の意を表しますとともに、
避難所で不安な日々を過ごしておられる方々を始め、
多くの関係者に謹んでお見舞い申し上げます。
現在までのところ、応急危険度判定などは行政の方々を
中心に行なわれており、建築士会には要請が来ていない状態ですが、
動きがあった際にはお知らせいたします。
鳥取でも他人事ではなく、昨年は鳥取地震から80年の節目でした。
東部支部ではこれを機に昨年末、防災意識の向上を図ることを目的に、
クイズや工作を通じて親子で地震防災について学べる事業を実施しました。
今回の震災で、耐震診断や耐震補強など、
日頃の備えが重要なことを再認識されたと思います。
社会貢献というと大げさですが、地域の人たちとの交流を通しながら、
これからも何らかの形で続けていければと思っています。
災害への対応のみならず、建築業界では省エネを始めとする
カーボンニュートラルや、働き方改革関連法に基づく
建設業の2024年問題など、近々の課題が山積しています。
また、鳥取駅前の再開発や、防火建築帯を中心とした
市街地のまちづくりの諸問題などもいつまでも先送りにはできません。
特に若い会員にも積極的に参加していただきながら、
建築士としてできることを、
一緒になって前向きに考えていければと思っています。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。
鳥取県建築士会東部支部 支部長 赤山 渉